[2022w]2022春夏学期授業向けの環境設定

目標

以下の環境を、手元の PC で利用可能とします。

  • Julia 言語 1.7.3 以上
  • 以下のパッケージ
  • IJulia (Jupyter notebook)
  • PyPlot
  • Unitful

環境設定方法の選択

ネットワークに接続されていない状況でも、Julia言語を動作する環境を実現して欲しいので、「クラウド環境 Google Colab 上に構築する方法 過去記事へのリンク」ではなく、「PCに実行環境を構築する方法 過去記事へのリンク」を選択してください。

導入すべき Julia のバージョンの選択

大学PC端末には、Julia 1.7.3 が導入されます。学生PCにも、1.7.3 以上の導入を推奨します。

2022年8月17日時点の最新の安定版は、Julia 1.8.0 です。1.8 は、1.7.3向けに書かれたプログラムの動作が保証されており、1.7.3 と比較して性能・機能が向上しているので、1.8.0 以上の導入を勧めます。

最新事情

juliaup コマンド

juliaup コマンドは、Juliaのバージョンを管理できるコマンドです。Julia を始めて導入する場合には、juliaup を導入するのが便利でしょう。

・Windows の場合:Windows Store から、Julia を導入する。juliaup も同時に導入される。 https://apps.microsoft.com/store/detail/julia/9NJNWW8PVKMN

・Mac OSの場合:ターミナルを起動し、 curl -fsSL https://install.julialang.org | sh を実行する。

・Homebrew を導入済みの Mac OS:ターミナルを起動し brew install juliaup を実行する

参考 → ・Julia言語のインストールとjuliaupのメモ: @psymonmarkrineさん、2022/6/5 (Juliaを導入したPCに juliaup を追加する場合には、環境変数にも対応が必要です。この記事を参考にして下さい)

juliaup が便利だよって話: antimon2さん、2022/5/28

Apple Mac 向け

juliaup コマンドを用いず、Julia公式バイナリを導入する場合には、CPUに応じて異なるバイナリをダウンロードします。

macOS x86 (Intel or Rosetta) :Intel CPU機種向けまたは Rosetta向け。

macOS ARM (M-series Processor :Apple Silicon (Mシリーズ、ARMプロセッサ)向け。

パッケージの導入方法

Juliaを導入できたら、パッケージの導入に進みます。過去記事[2022s]手元 PC に実行環境を構築する方法(2022春夏学期)の 3a 以降を参考にして下さい。